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コラム

歯を守るために大切!歯茎の検査でわかること

歯を守るために大切!歯茎の検査でわかること

2025年04月20日

お口の健康を守るためには、歯だけでなく歯茎の状態も定期的にチェックすることが大切です。当クリニックでも定期健診の際には、歯茎の検査を行っています。

今回は、歯茎の検査の内容や、その重要性についてご紹介します。

 

歯茎の検査で何がわかるの?

① 歯周ポケットの深さ測定

歯と歯茎の間には「歯周ポケット」と呼ばれる隙間があります。健康な歯茎ではこのポケットは浅いのですが、歯周病が進行すると深くなります。

専用の器具(プローブ)を使って測定し、その深さによって歯周病の進行度を判断します。

歯茎の検査

 

② 歯茎からの出血の有無

プローブでの検査中に出血がある場合、歯茎に炎症がある可能性が高いです。

健康な歯茎は検査をしても出血しませんが、歯周病の初期段階では歯磨きや検査時に出血しやすくなります。

 

③ 歯の動揺度(ぐらつき)

歯周病が進行すると、歯を支える歯槽骨(しそうこつ)が溶け、歯がぐらつくことがあります。

歯の動揺の程度を調べることで、歯周病の進行具合を確認できます。

 

④ 歯石やプラーク(歯垢)の付着状態

歯石やプラークは、虫歯や歯周病の原因となる細菌の温床です。付着状況をチェックし、必要に応じてクリーニングや歯磨き指導を行います。

歯垢(プラーク)がつきやすい場所

 

⑤ レントゲン検査(必要に応じて)

歯茎の検査だけでは確認できない歯槽骨の状態を詳しく調べるために、レントゲン撮影を行うこともあります。歯槽骨の吸収具合を確認し、歯周病の進行度をより正確に判断します。

 

また、当クリニックでは、必要に応じて、検査のために撮影したお口の中の写真を見ていただいた上で、現在の口腔内状態、必要とされる治療やその選択肢、治療の進め方を説明いたします。

当クリニックの治療の進め方

 

歯茎の検査の重要性

歯周病は、日本人の成人の約8割がかかっていると言われるほど身近な病気です。初期段階では自覚症状がほとんどなく、気づいたときにはすでに進行しているケースが多いのが特徴です。

また、歯茎が下がってしまうと自然に元に戻ることはありません。だからこそ、歯茎の検査を定期的に受けることが大切です。

 

歯茎の検査を受けるメリット

  • 歯周病の早期発見・早期治療につながる
  • 歯を失うリスクを減らせる
  • 口臭の原因を特定し、改善できる
  • 歯周病は全身の健康とも関係が深いため、生活習慣病の予防にもつながる

 

まとめ

歯茎の検査は、歯周病をはじめとするさまざまな口腔トラブルを防ぐために欠かせないものです。

自覚症状がなくても、定期的に歯科医院で検査を受けることで、健康な歯と歯茎を維持し、将来的なお口や体のトラブルのリスクを減らせます。

歯科医院でのチェックと、毎日のケアを習慣化し、一生自分の歯で食事を楽しめるようにしましょう!