コラム
再石灰化を促す食習慣とは?虫歯リスクを減らす毎日の予防法
虫歯予防と聞くと、「しっかり歯を磨くこと」が真っ先に思い浮かぶかもしれません。しかし、歯の健康を守るには 磨き方だけでなく、食生活や唾液の働きまで含めたトータルケアが欠かせません。
その中心となるのが、歯が自ら修復を行う「再石灰化」という仕組みです。
今回は、再石灰化の働きと、毎日の生活でその力を高める方法をご紹介します。
再石灰化とはどんな働き?

食事をすると、口の中は一時的に酸性に傾き、歯の表面が溶け出す「脱灰(だっかい)」が起こります。
その後、唾液が酸を中和し、失われたミネラルを戻すことで歯を修復するのが再石灰化です。
お口の中で脱灰と再石灰化は常に繰り返されており、このバランスが保たれていれば虫歯になりにくく、反対に脱灰の時間が長いと虫歯のリスクが高まります。
再石灰化をサポートする3つのポイント
① 食事のとり方を工夫する

間食は回数や時間を決める
間食の回数が多いと、口の中が酸性の状態になり、再石灰化が追いつかなくなります。1日1〜2回程度にすることが理想的 です。特に「だらだら食べ」は脱灰が続くため注意しましょう。
糖分は控えめに
砂糖は虫歯菌が酸をつくる材料になります。アメ・キャラメル・ガムなど長時間口に残るお菓子は頻度を少なくしましょう。ジュースのだらだら飲みも要注意。
歯を強くする食品を摂る
- カルシウム:牛乳・チーズ
- リン:ナッツ類
- ビタミンA:緑黄色野菜 など
これらの栄養素は再石灰化を助け、エナメル質を丈夫にします。
② 唾液の働きを最大限に活かす
よく噛むことが再石灰化の第一歩
噛む回数が増えるほど、唾液の分泌が増えます。唾液には歯を修復するミネラルが含まれており、再石灰化を促進します。
水分補給で乾燥を防ぐ
口の中が乾燥すると、唾液の働きが弱くなってしまいます。水やお茶でこまめに水分補給をしましょう。
必要に応じて唾液腺マッサージを取り入れるのも効果的です。
③ フッ素を上手に使う

フッ素には、再石灰化を促す、酸に強い歯をつくる、虫歯菌の活動を抑えるといった働きがあります。
家庭ではフッ素入り歯磨き剤・洗口液を活用し、歯科医院でのフッ素塗布も定期的に受けるとより効果的です。
まとめ
今回は、再石灰化の働きと、毎日の生活でその力を高める方法を分かりやすくご紹介しました。
歯は「溶ける・修復する」を毎日くり返しており、再石灰化の働きを高めることが虫歯予防のカギです。
だらだら食べを避ける、歯を強くする食品を取り入れる、よく噛んで唾液を増やす、フッ素を日々のケアに取り入れるなど、こうした小さな習慣の積み重ねが、将来の健康な歯をつくります。
おおたにファミリー歯科クリニックでは、「予防こそ最大の治療」という考えのもと、患者さま一人ひとりに合わせた予防ケアをご提案しています。虫歯ができやすい、自分の食習慣が不安など、気になることがあればいつでもお気軽にご相談ください。


