「詰め物・被せ物が取れた！」その原因と、年末年始に備えるお口のケア

コラム

2025年12月20日

「食事中に詰め物が取れた」「かぶせ物が外れてしまった」――そんな経験はありませんか？

詰め物や被せ物は長く使えるものですが、年月の経過やお口の環境の変化によって、ある日突然外れてしまうことがあります。特に年末年始など歯科医院がお休みの時期に外れてしまうと、とても困りますよね。

今回は、詰め物や被せ物が外れる主な原因と、トラブルを防ぐためのポイントについてご紹介します。

虫歯の再発

詰め物や被せ物の下で虫歯が再発すると、接着面が溶けて外れやすくなります。見た目にはわからなくても、少しずつ内部で進行していることもあります。

治療に使う接着剤は、長い年月の中で劣化していきます。特に古い詰め物や被せ物は、接着の力が弱まり、外れやすくなる傾向があります。

強い力で歯を噛みしめると、詰め物や被せ物に大きな負担がかかります。寝ている間の歯ぎしりは気づきにくいため、ナイトガード（就寝時マウスピース）での対策が効果的です。

かぶせ物の下の歯が虫歯で弱っていたり、ヒビが入っていたりすると、土台ごと外れてしまうこともあります。

詰め物や被せ物も、長年使うことでわずかに変形したり、すり減ったりします。その小さなズレが、外れの原因につながることがあります。

痛みの少ない、歯を残す治療

詰め物や被せ物が外れないようにするためには、日常のケアと定期検診が欠かせません。

特に年末年始は、食事の機会が増え、お餅を口にすることも多い時期です。「痛みもないし大丈夫」と放置せず、早めにお口のチェックをしておくことが、安心して新年を迎えるための第一歩です。

今回は、詰め物や被せ物が外れる主な原因と、トラブルを防ぐためのポイントについてご紹介しました。

詰め物や被せ物が外れるのには、必ず原因があります。そのままにしておくと、虫歯の再発や歯の破折につながることも。
年末年始にトラブルが起こらないよう、今のうちからお口の環境を整えておきましょう。